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2022年2月13日(日)
北海道余市にある、北星学園余市高等学校は全日制普通科の高校で、
不登校や高校を中退した生徒も受け入れている学校です。
大半の生徒は寮下宿で生活し通学しています。
その余市高等学校の学校説明会が、
東京都品川区立中小企業センターで開催されました。
雨模様のお天気でしたが、たくさんの方が来場され、
学校生活全般についてお話を聞いた後、広い会場のあちこちに集い、
卒業生やPTAの方々から熱心にお話を聞いていらっしゃる姿がありました。
学校の魅力をリアルに伝える応援団がいる
入学後に体験していく行事がどのようなものなのか、
教頭先生のお話と共に、たくさんの映像がスクリーンに映し出され、
かなり学校の雰囲気が伝わってきました。
全国から生徒があつまる北星学園余市高等学校。
生徒たちが生活する寮でのようすは?部活動や授業は?進路は?
入試広報ご担当の今堀先生が進行役となり、卒業生のお二人になさった質問は、
成長の転機となった具体的なできごとについて、その時の心情の変化についてなど、
余市高校での学びの本質を伝える内容でした。
現在暮らしているエリアから飛びだして始まる高校生活に関しての不安や期待。
学校説明会来場者の皆さんからの質問に、PTAの方々が寄り添い、答える声が聞こえきました。
「私たちも入学前にはこんな不安があったけれど、大丈夫?」
進学する生徒だけでなく、保護者の悩みにも応える機会になっています。
個別面談のスペースも設けられていました。
面談の順番を待っている時間も、先生方をはじめ、卒業生、在校生保護者である
PTAのみなさんが来場者と一緒に机を囲み、お話は尽きない様子でした。
人と社会と関わり学び合う
学校説明会の受付で、学校生活のようすを色々な角度から
まとめた冊子類を受け取りました。
PTA OBの方々も関わって制作された、卒業文集や社会人として活躍している
卒業生インタビューをまとめた冊子からは、余市高校での貴重な体験を伝えたい、
知って欲しいという熱い思いを読み取ることができました。
寮での生活の様子をまとめたもの、不登校や高校中退を経験した生徒たちの悩みに寄り添い、
中途入学を考えている方に向けて編集された冊子など、受け取った資料はかなりボリュームがありました。
進路選択を検討し決めていく上で、卒業生の声を文章でじっくり振り返ることができる
大切な資料になりますね。
担任の先生がいる高校は、失敗できる最後の機会であること。
自立するためには多くの人に依存することも大切であること。
時間をかけて生徒と向き合い関わり続けるオトナがいる。
「浮いている」と感じてきた生徒が、
人と関わることを諦めないで生活するチカラをつけていくことができる。
そんな学校が北海道余市にあることを知る機会になりました。
進路の情報を得る機会として、3月にまた東京と大阪で学校説明会が開催されます。
http://www.hokusei-y-h.ed.jp/consultation/counselor_education/
学校説明会に参加して、ぜひ話をしてみてください。
学校に対するイメージを、いい意味で壊してくれる何かが見えてくると思います。
隣の席に座っていらしたのは、2013年に卒業された髙橋さんでした。
在学中、そして現在も続く先輩との交流についてお話を伺いました。
このお話はまた次回。(文 T.K.)